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オンラインカウンセリング「勇者の部屋」の産業カウンセラー勝水のブログです。セクシャルマイノリティ(ゲイ)・身体障害者(HIV陽性者)・精神障害者(双極性障害)の当事者としての目線と、理学療法士・社会福祉士・産業カウンセラーとしての目線で、今まで経験したことや普段考えていることなど、様々な情報発信をしております。

2023年9月6日水曜日

ばっかり食いのススメ

 私が小学生の頃、給食の食べ方についての指導があり、その時には「三角食べをしましょう」と教わった。しかし私は、学校でも自宅でも「ばっかり食べ(ばっかり食い)」をしていた。




皆さんは、普段、どの様な食べ方をされてるだろうか?
私が三角食べをするようになったのは、おそらく高校を卒業して、短大生になってからだと思う。

なぜ私がばっかり食べをしていたか。それなりに理由がある。

それは「それぞれの食材の味を楽しみたい」「他の味が混ざるのが嫌」と言う理由からだった。だから、ふりかけもあまり好きではなく、小中と学校給食だったが、高校生になり母が作るお弁当を持参するのだが、母はいつもふりかけをすでにふりかけた状態で、朝、お弁当を持たせていた。その時に母には言えなかったが、実は、それが嫌で嫌で仕方なかった(笑)

では、どうやって食べていたか。

ふりかけのかかっているご飯の上の方を層状に箸で切り分けながら、まずはふりかけのかかった層のご飯だけを食べてから、おかずへと箸を進めていたものだ。

「このおかずは白いご飯に合う」とか「このツマミはあのお酒に合う」とか言う、いわゆる「マリアージュ」的な美味しさを私は理解できなかった。今でも、口の中におつまみを含んだままアルコール類を飲み方(食べ方?)は出来ない。というか苦手だ。


調べてみたところ、「三角食べ」は1970年代頃から一部地域の学校で推奨さたようで、専門家によると「給食を残さず感触させたい学校側のニーズから出た指導法」だと分析する。また、文部科学省が2007年に発行した「食に関する指導の手引」には「主食とおかずは交互に食べる」との記載がある。

しかし、よく思い出してみて欲しい。

日本の懐石料理だってフレンチのコースだって、一品ずつ順番に出され「三角食べ」をしようにも出来ない食べ方だ。


ダイエットなどに詳しい方なら一度は耳にしたことがあるであろう「ベジファースト」と言う食べ方。これは言い換えれば「ばっかり食べのススメ」であることに間違いない。では「ベジファースト」とはどの様な食べ方で何に気をつけるべきか、またどの様な効果があるのか。

以下、Google Bard調べ
「ベジファーストの食べ方」
・食事の最初に、野菜から食べます。
・野菜は、いろいろな種類をバランスよく食べるようにしましょう。
・野菜をよく噛んで食べるようにしましょう。
・野菜を十分に食べた後に、主食や主菜を食べるようにしましょう。

「ベジファーストの効果とその理論」
野菜には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、糖の吸収を遅らせる働きがあります。そのため、野菜を先に食べることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。具体的には、野菜に含まれる食物繊維は、胃腸内をゆっくりと移動するため、糖の消化や吸収のスピードを遅らせます。また、食物繊維は、水分を含むと膨らむ性質があるため、満腹感を得られやすく、食事全体の量を減らすことにつながります。さらに、野菜にはビタミンやミネラル、抗酸化物質などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や病気予防に役立ちます。

ベジファーストを実践することで、以下の効果が期待できます。
・血糖値の急激な上昇を抑える
・食事全体の量を減らす
・ダイエット効果
・健康維持や病気予防


しかし実は、このベジファーストにも欠点がある。野菜の中には「糖質」を含む物もあり、食べる野菜によっては逆効果になるここともあり、最近では「プロテインファースト」を推奨する場合もある。では「プロテインファースト」とはどの様な食べ方で何に気をつけるべきなのか。また、どのような理由でどのような効果があるのかを調べてみた。

以下、Google Bard調べ
「プロテインファーストの食べ方」
・食事の最初に、タンパク質から食べます。
・タンパク質は、肉、魚、卵、大豆製品などから摂取することができます。
・タンパク質は、20~30gを目安に摂取しましょう。
・タンパク質を十分に食べた後に、野菜や主食を食べるようにしましょう。

「プロテインファーストの効果とその理論」
タンパク質は、血糖値を下げるインクレチンというホルモンを分泌する働きがあります。そのため、タンパク質を先に食べることで、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることができます。具体的には、タンパク質を摂取すると、腸からインクレチンが分泌されます。インクレチンは、胃の動きやインスリンの分泌を促進する働きがあります。そのため、タンパク質を先に食べることで、胃の動きがゆっくりになり、糖の吸収が遅くなります。また、インスリンの分泌が促進されることで、血糖値の上昇が抑えられます。さらに、タンパク質は、筋肉の維持や増強に欠かせない栄養素です。そのため、プロテインファーストを実践することで、筋肉量を増やし、代謝を高めることができます。

プロテインファーストを実践することで、以下の効果が期待できます。
・食後の血糖値の急激な上昇を抑える
・ダイエット効果
・筋肉量の増加
・代謝の向上


こちらも「ばっかり食い」の良い典型例である(笑)

近年では栄養学の観点から、日本人のタンパク質摂取量(特に高齢者)の低さを問題に上げることが多いため、食の細く1食の食事量は少ない場合は、「プロテインファースト」をすすめる場合が多い。また、食べるスピードが早い方も「プロテインファースト」が良いとされる。

まあ、どちらにも言えることであるが、糖質を最後に食べる事で、血糖値の急激な上昇を抑えることが一番の目的となる。血糖値の急激な上昇を抑えることで、糖尿病予防にもつながりかつダイエット効果も期待できる。

元々、ばっかり食いをしていた私にとってみれば、造作のないことであるが、「白いご飯と美味しいおかずを一緒に食べたい」と言う気持ちも、十分に理解できるし「マリアージュ」の美味しさも知っている。


私の母は、糖尿病だ。
長く「糖尿病予備群」として定期的に受診していた。母は毎日1時間の散歩、週に2回のスポーツセンター通い、合間に畑仕事をし、食事もベジファーストを実践していたが、とうとう先日より、血糖値を下げる薬を飲み始めた。

「この歳になって食べたい物を食べられないなんて本当に寂しいわ」と言っているが、毎食、かなり気を使った手料理を作っている。そして上記の様に身体を動かすことも欠かさない。立派だと思う。なので私は「たまには良いんだよ。食べたいものを食べたいだけ食べて。それが毎日ではダメだけど」とたしなめる。

ちなみに9月4日が誕生日で78歳になった。

一月に一度くらい帰省するのだが、母にとってはそれが良いきっかけのようで(私がきせいした事を言い訳にして?)、ここぞとばかり外食する。それが母にとっての「チートデイ」のようだ。


いや~私も見習わなければ。

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