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オンラインカウンセリング「勇者の部屋」の産業カウンセラー勝水のブログです。セクシャルマイノリティ(ゲイ)・身体障害者(HIV陽性者)・精神障害者(双極性障害)の当事者としての目線と、理学療法士・社会福祉士・産業カウンセラーとしての目線で、今まで経験したことや普段考えていることなど、様々な情報発信をしております。

2023年11月13日月曜日

私の中核をなすもの(⑦映画)

 ずーっと書きたかった(笑)この話題。


ボクは、M・ナイト・シャマラン(M. Night Shyamalan)監督が大好きだ!
一応、彼の歴代の監督映画を列挙すると…

Praying with Anger
翼のない天使(Wide Awake)
シックス・センス(The Sixth Sense)
アンブレイカブル(Unbreakable)
サイン(Signs)
ヴィレッジ(The Village)
レディ・イン・ザ・ウォーター(Lady in the Water)
ハプニング(The Happening)
エアベンダー(The Last Airbender)
アフター・アース(After Earth)
ヴィジット(The Visit)
スプリット(Split)
ミスター・ガラス(Glass)
オールド(Old)
ノック 終末の訪問者(Knock at the Cabin)

ボクが彼の作品にハマるきっかけになったのはズバリ「シックス・センス」


当時、彼の作品で驚かされるのは、すごく平和な日常から徐々に非日常に変わっていく。そしてその原因が全くわからないままストーリーがすすみ、中盤から終盤にかけて何となく全容が分かるんだけど、終わり15分くらいで大どんでん返しが待っている、というのがお決まりの構成でした。

「あなたは終わり15分まで驚愕する!!」的なキャッチフレーズで宣伝されることも多くて、シックス・センス以降、何作か「駄作だ」と評価れる作品もあったりして…

ボク的には「サイン」「ヴィレッジ」「ヴィジット」「オールド」「ノック終末の訪問者」なんかは、意表を突かれて最後まで退屈せずに見たかな。






「サイン」でもそうだったけど、ジワリジワリとやってくる「恐怖の正体」というものを、映像としてハッキリとしたモノを描かないんだよね。「サイン」なんかは、きっと宇宙人が全ての元凶なんだろうけど、宇宙人をハッキリと「宇宙人の姿」として描かない(確かクライマックスで宇宙人らしき人影が映し出されるシーンはあったかな)。

そこがスゴク想像力を掻き立てられる。

そしてどの作品にも「子ども」が重要な役割を果たしていて、どの作品の子役も演技力がスバラシイ。

あと、脇役のキャスティングが秀悦。ビジュアルと役柄のギャップがすごくて、いつも「見た目で人を判断しちゃダメだ」と思い知らされます。


そして、物語は一応の結末を迎えるんだけど、「あれはどうなったの?」「あれとあれの関係は?」「結局あの人たちって何?」みたいな「モヤモヤ感」が残るんだよね。

それがまた良い(笑)

映画を見終わってからもその「モヤモヤ感」を抱えたまま、見たものの想像力をものすごく掻き立てられるから。

一昔前の映画というのは、ホラーにしろサスペンスにしろ、悪者や悪しきものが退治されたり、存在がなくなり「スッキリと平和が訪れる」というのが主流だったと思います。これはシャマラン監督作品に限らず、「モヤモヤ感が残る作品」が多くなりました。

しかも、そういう結末を望むオーディエンスが一定数いて(ボクもその一人www)、ある種のジャンルとなりつつあるかもしれません。

じゃあなんで「モヤモヤ感の残る作品」が好まれるか。

それはエンディングを迎えても、その先をオーディエンスが自由に想像できる、と言う楽しさがあるからだと思います。つまり、映画は終わったけれどもその物語の結末というのは、オーディエンスの数だけあり、それを話題にして一緒に見た人たちと会話を楽しめる、と言う特徴があるからではないでしょうか。



映画は良いですね~

それではみなさん。さようなら。さようなら。さようなら。



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