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オンラインカウンセリング「勇者の部屋」の産業カウンセラー勝水のブログです。セクシャルマイノリティ(ゲイ)・身体障害者(HIV陽性者)・精神障害者(双極症)の当事者としての目線と、理学療法士・社会福祉士・産業カウンセラーとしての目線で、今まで経験したことや普段考えていることなど、様々な情報発信をしております。

2023年8月2日水曜日

私を中核をなすもの(③友人・30代~現在)

少し間があいちゃったけど「私の中核をなすもの(③友人・短大~20代終わり)」からの続きでーす。


この頃になると、「友人」から「知人」へ降格🥴する人や淘汰されていく人がたくさんいることに気付いてきたんです。

逆に「友人」から「親友」に昇格🫣する人もいたり、もともと「親友」である人が、さらに付き合いが深くなったり。

ちょっと気になったから言葉の定義を調べました📖

【知人】
互いに知っている人。知り合い。
【友人】
ともだち。朋友(ほうゆう)。とも。
【親友】
互いに心を許し合っている友。特に親しい友。

僕の親友と呼べる人とは、僕が30代始めの頃に知り合ったんやけど、そん時はまだ「友達の友達」で「知り合い」程度だったんやけど、たまたま僕がお付き合いを始めたパートナーと友達でもあった❗というつながりができ、そのパートナーとの関係について相談したり、その親友のパートナーとグループデート(死語ですか?😬)したりと仲を深めていって。

お互いの人間性や価値観を知るうちに、共感できるところがたくさんあったり「ここまで言っても大丈夫💪」みないな感覚がうまれてくると、どんどん距離が近づいていって、パートナーとは違う存在になってくるんよね。

なんていうか…いつも味方でいる存在ではないけど、必ず見守って寄り添ってくれる…しかも、付かず離れずの微妙な距離感でいてくれる心地よさがうまれてくるんよね。親友って。

間違ってもそこに恋愛感情は芽生えません❗いやマジで。
これは僕だから、なのかもしれないけど、「この人とは友達関係だな」とか一度関係性を定義しちゃうと、そこから脱線しないというか、それ以外には見えなくなるというか💦
一線を超えないからこそ、“親友”という関係性が続いているのかもしれないしね。その親友とはもう20年近くか。知り合ってからも含めると。

知人は無尽蔵に増えていくよ。まあ、どんなコミュニティに属しているかとか仕事の種類とかにもよるけど、年を取れば取るほど知人は増える🧑‍🤝‍🧑🧑‍🤝‍🧑🧑‍🤝‍🧑🧑‍🤝‍🧑🧑‍🤝‍🧑。

言っちゃ悪いけど、所詮「知人」は「知人」だから(これ以上は言うまい)。

それと「友人」は時々、利害関係が発生することがあるから。
(詳しく書くと炎上しそうなのでこれ以上は説明しませんが…)

これも結局『大人の階段上った結果』でしょう。


そう言えば今朝「紙兎ロペ」でこんなやり取りがあった。

アキラ先輩「おまえ、親友って何人欲しい?」
ロペ「オレは一人で十分っすね」
アキラ先輩「お~~かっけ~~。けどお前、その一人の親友が〇〇(どこかの国名)に行ったらどうするんだよ?」
ロペ「え~~~~…じゃあ親友2人で」
アキラ先輩「じゃあその2人がサッカー留学にブラジルへ行ったら?」
ロペ「じゃあ、親友11人で」(続く)
(多分そのうちにユウツベでUPされるだろうから気になる人はチャンネル登録してね💕)

まあ、「紙兎ロペ」だから最後にオチがついて笑い話になるんだけど、この話には疑問があって、じゃあ「親友ってどんな存在か」を議論していないんだよね。

これは全く持って僕の持論なんだけど、「親友に距離は関係ない」。です。
だって、考えてみてよ。今のこの世の中、どんな方法でだって“繋がる”ことはできるんだよ。そりゃリアルに勝るものはないけれど、お互いに「親友だ」とつながりを感じていて忘れない限り、どこにいたって親友は親友。

少なくとも僕はそう思ってる。

本当に必要だから…「泣く」と言う反応「笑う」と言う反応

 人は、様々な場面で「泣く」。そして「笑う」。


先回までblogに書いていた「カウンセリングなんて…と思っている方へ」のシリーズの中でも述べてきたが、カタルシス効果を得るために「泣く」こともある。

実は「泣く」ことで『コルチゾール』というストレスホルモンの分泌が抑制され、その代わりに『エンドルフィン』『オキシトシン』と呼ばれる、別名「幸せホルモン」が分泌される。

この「幸せホルモン」であるが、性的接触や抱擁やキスなどのスキンシップをした時、また笑っている時に多く分泌される。言い換えれば“快”の感覚を味わっている時に分泌されるホルモンである。

ここで「ん?」と疑問に思われるかもしれない。

「泣く」ときと「笑う」ときで、同じ「幸せホルモン」が分泌される??

まるで真逆の状況であるかのような時に、同じホルモンが分泌されるというのは、いささか納得がいかない部分かもしれない。

人はどんな場面で「泣く」のだろうか?ご自身の体験を思い返してみていただきたい。

①悲しい時
②怒りを感じた時
③喜びを感じた時
④恐怖を感じた時
⑤過度の緊張状態にある時
⑥助けを求めたい時
…などなど…

③以外の時というのは、できれば避けたい心理状態であり、それが極限まで達すると生命の維持行動(危険から身を守る・逃げる、摂食・排泄行動をするなど)を行えなくなってしまう危険性がある。そのため、そのような心理状態から脱するため、また回復するために「泣く」と言う反応が起こり「幸せホルモン」が分泌されることで、生命の維持行動が行えるような心理状態に導くために働く。

「幸せホルモン」である『オキシトシン』が分泌されるとどのような効果があるかというと…

①愛情や信頼を促進する
②ストレスを軽減する
③痛みを緩和する
④免疫力を高める
⑤記憶力を向上させる
⑥学習能力を向上させる
⑦睡眠の質を向上させる

などがあると言われている。

ここからは私の持論であるが、「泣く」「笑う」両者でも「オキシトシン」は分泌されるが、どのような状況・精神心理状態で「オキシトシン」が分泌されるのかによって、より得られる効果は違うと思われる。

例えば「泣く」時に「オキシトシン」が分泌されると①②③④の効果が、「笑う」時に「オキシトシン」が分泌されると①④⑤⑥⑦の効果が得られるのではないだろうか。

(これはあくまでも持論であってエビデンスはない。経験から想像するに、である。)

ここで一つ心に留めていただきたいことがある。

先にどんな時に「泣く」のかを述べ、次に「泣く」時に分泌される「オキシトシン」の効果について述べた。つまり、「泣く」であろう場面で“泣かない(泣けない)”ということは、本来「泣く」時に得られる「オキシトシン」の効果が、得られなくなってしまうということである。

何を伝えたいか、というと、

『泣きたいと思った時には泣いたほうが良い』

と言うことである。


「泣くことは心の弱い証」「泣くことは恥ずかしいこと」「男は泣いてはいけない」そんな根拠のない言葉に振り回されてはいけない。「泣く」ことは正常な身体の反応で(一部、正常でない場合もあるが)「泣く」こと事態を非難するのはお門違いである。

以前「男が泣いて良いのは産まれた時と親が死んだ時だけ」と言うパワーワードを耳にしたことがあるが、日本人には特に男性が「泣く」ことへの否定的な印象が強いのではないだろうか。


私事ではあるが、50歳を目前にして、異常に涙もろくなった。
「年をとると涙もろくなる」とよく言われるが「じゃあ何故、年をとると涙もろくなる」のか?調べてみたところによると…

①涙腺の機能が低下する
②ストレスや疲労が溜まる
③ホルモンバランスの変化
④一部、薬剤の副作用

と言う理由があるそうだ。
私自身、双極性障害であるため、精神に作用するお薬を服薬しているので、④の影響も大きのかな?と。更に「涙もろくなる副作用をもつお薬」について調べてみると…

①抗うつ薬
②抗アレルギー薬
③高血圧薬
④降圧薬
⑤糖尿病薬
⑥抗凝固薬
⑦抗炎症薬
⑧抗がん剤
⑨ホルモン剤
⑩ステロイド剤

出るわ出るわ!!その多さにびっくりするのであるが、副作用というのは、そのお薬を服薬していて誰しもがかならず出るというものでもないので、これだけの数が挙がるのだと思われる。

しかし…
私は、①④を服薬しており、さらに年齢を加味するとホルモンバランスも崩れているのかもしれない(笑)。


それで精神心理が安定するのであれば、まあ、良しとしよう。

2023年7月27日木曜日

将来の話し(ビジネスの話し)

このオンラインカウンセリングのサービスを始めたきっかけは、以前のblog「そろそろ本当の事を話しましょう」でお伝えした通り。

私は常々、「人を支える仕事をされている人の支えになりたい」と思っている。「人を支える仕事」とは?と疑問に思われる方もいると思われるので、少し説明をしたい。

「人を支える仕事」の事を『対人援助職』と言う場合が多く、以下のような職種が挙げられる。


医療・保健分野
医師、歯科医師、看護師、助産師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、救急救命士、ソーシャルワーカー、心理士、歯科衛生士、視能訓練士、カイロプラクター、柔道整復師、はり師・きゅう師、あんまマッサージ指圧師など

教育分野
教員、学童保育指導員、カウンセラーなど

福祉分野
保育士、児童指導員、心理士、介護士、ホームヘルパー、手話通訳者、ソーシャルワーカー、相談員など

その他の分野
裁判官、弁護士、検察官、警察官、消防士など

その他にも…
薬剤師、臨床検査技師、診療放射線技師、歯科技工士、臨床工学技士、栄養士、調理師、義肢装具士、学校事務員など

その名の通り直接的・間接的に人を支援する仕事である。


一方で『感情労働職』とは何か。
感情労働とは、肉体労働、頭脳労働に並ぶ労働のカテゴリーの事である。以下にその例を示す。

ホテルのコンシェルジュ、鉄道駅員、客室乗務員、ファストフード店員、コールセンターのオペレーター、相談センターの相談員、教員、病院勤務の医師、看護師、営業業務従事者、介護施設職員、カウンセラーなど。

感情労働とは、業務上で感情のコントロールや表現が不可欠な職業のことである。


見て分かる通り、分類の仕方が違うだけで両者とも『人を相手にした職業』と言い換える事ができる。

私も長年、理学療法士(対人援助職であり感情労働者である)として働いてきて実感しているのは、「自分自身の健康状態(フィジカル、メンタル共に)が良くなければ、良いサービスは提供できない」と言う事である。至極、当たり前の事であるが、それは誰も教えてくれなかった事でもある。

経験を積むにつれ、年齢を重ねるにつれ「あゝ自分が健康でないと人には優しくなれない」と実感するようになり、やっと自分自身の健康に意識が向くようになったと思う。

しかしそれは、「フィジカルの面」だけで、メンタルケアの必要性を知ったのは、結局、自分自身がメンタルダウンしてからである。

対人援助職(以下、ここでは感情労働者も含む)では、自分自身の感情をそのままストレートに表現する事は、ほぼ出来ないと言ってもいい程、それを制限される場面が多々ある。自分自身の本当の感情を表現できない場合、表現できる感情との折り合いをつけなければならず、そこには大小のストレスが生じる。

この折り合いをうまくつけれる人は、さほどの苦労をせずとも「仕事」と割り切って日々の業務をこなすことができるが、これがこじれると非常に厄介である。下手をすると自分自身が本当はどのような感情を抱いているのか理解できない、自分の感情を表現することで自分が傷ついてしまうのではないかという恐れなど、『感情の不一致』が起こり、人間関係や仕事がうまくいかなくなる場合がある。

対人援助職では、自分自身が今、抱いている感情を把握するとともに、適切な方法で、適切なタイミングでその感情を表現しなければならず、それには『アサーションスキル』が必要となる。

アサーションスキルについては、後日、詳細を述べていきたいと思う。


現在の私の今後のビジネス展開としては、

①オンラインによる個別の心理カウンセリングを提供する
②特に対人援助職・感情労働者に特化した心理カウンセリングを提供する
③医療機関・福祉事業者・NPOなど、対人援助を主に主とする法人・企業・団体に対し、そこで働く人のメンタルをヘルスアップするためのスキルの研修や講習をする
④障害者や高齢者などの心理などの理解を深めるための研修や講習をする。

このようなことを今後、やっていきたいと思っている。

個人の方だけではなく、法人・企業・団体の人事や総務担当者の方々、ぜひ私「⚔勇者ケンゴ🛡」にご用命を(笑)。

2023年7月26日水曜日

自分は自分!!②団塊世代ジュニアと言うレッテル

「 レッテルを貼る」と言う言葉は、悪い意味で使われることが多く、このニュースを読んだときも、非常に不快な気分になった。

他にもラベリングやグルーピングとも言いかえられるが、日本人には「レッテルを貼る」という言葉が一番しっくり来るだろう。

某大手中古車買取店の不祥事が話題になっている。そのニュースを報じる、とあるWEB記事の中に、このような分析をする記事があった。

『(前略)報道対策アドバイザーとして、この手の不正も山ほど見てきた立場で言わせていただくと、これはなにもビッグモーターに限った話ではない。「団塊ジュニア企業」が、この10年あまりこぞってハマっている「定番の失敗パターン」だ。「団塊ジュニア?なんだよそれ?」と思った方のために説明すると、団塊ジュニア企業とは第二次ベビーブームによる需要増が大きな要因で急成長して、全国展開を達成した大企業を指す筆者の造語だ。分かりやすいところでは、1973年創業のセブン-イレブン・ジャパン、同年に創業したレオパレス、翌74年創業の大東建託などがこれにあたる。76年創業のビッグモーターは人間で言えば、団塊ジュニア世代(71~74年)ではないが、団塊ジュニアを授かったファミリーが国内で爆発的に増えて、その恩恵を得た会社のことを「団塊ジュニア企業」と呼ばせていただく。そんな団塊ジュニア企業は、近年よく問題を起こしている。業種やビジネスモデルは違えど、共通の「負けパターン」があるからだ。(後略)』(原文ママ)

私はギリギリ団塊世代ジュニアだ(1975年)。第二次ベビーブームの終わりの世代で、両親はまさに団塊世代。

私自身がそのような世代であるから、過剰に反応したのかもしれないが、何でもかんでも「レッテルを貼る」ということが必ずしも良い、とは思えない。

例えば「HIV陽性者」「薬物依存症患者」「うつ病患者」と言われて、皆さんはどんなイメージを持つだろうか。そして果たして、そのイメージが本当に正しいと言い切れるだろうか。


医学モデルでは、その人(病態・状態)を正常と異常に分け、さらにその異常である部分がどのような異常であるのかを分類していく作業がある。これがいわゆる医師の行う「診断」という作業だ。医師は、診断することで治療方法の選択の指針とし、逆に診断することが困難であると治療方法が見つからない、とも言える。

診断は、あくまでも「治療方法の指針を得るため」であることを強調しておきたい。何故ならば、その先には、その患者様に合った方法・用量を決める「個別化」という作業が待っているからである。つまり、診断をすることで「一般化」しさらに「個別化」しなければ、本当の治療には結びつかない。

レッテルを貼る(ラベリングまたはグルーピング)と言うのは、ある物事を捉えるには非常に楽で簡単である。反面、そこには「個別性」というものがマスキングされてしまい、「その人個人」という物を見えなくしてしまう可能性が高い。

SDGsという言葉が浸透し多様性が叫ばれる昨今、あえてレッテルを貼る(ラベリングまたはグルーピング)必要があるのだろうか?

LGBTQ+・SOGIに関する話題にも当てはまるだろう(あえてここでは深く触れないが)。


これは、これを読んでいる方にお願いしたい。

私はゲイでありHIV陽性者であり精神障害者である。しかし、それは私を構成する一部分であり、それが全てではないことを理解していただきたい。


そしてこれは今後、このカウンセリングサービスを利用する方々にお約束をする。

私はあなたを「あなた」という個人で理解する、と。病名や社会的地位、職種、セクシャリティ、家庭内役割、それらであなたをフィルタリングすることを、可能な限り排除する事をお約束したい。

2023年7月25日火曜日

使い分けてる?人を頼る事と甘える事

 とても似ているようで非なるもの。

「頼る」と「甘える」はどこがどう違うのだろうか?とあるフォロワーさんが「“お前はいつも甘えてばかりで云々”と言われて悲しい…」というTweetを見かけて、思わずコメントしてことがある。


「頼る」たのみとする。つてを求めて近づく。助けとして用いる。依存する。

「甘える」かわいがってもらおうとして、まとわりついたり物をねだったりする。甘ったれる。相手の好意に遠慮なくよりかかる。また、慣れ親しんでわがままに振る舞う。

※weblio辞書より


私はこう解釈する。「甘える」というのは腹黒さがあり、かつ計算してよりかかることで、「頼る」というのはそれがないこと。

「頼る」ことの方がその裏に計算された何かはなく、純粋であると言っても良いかもしれない。

人は本当に困った時にするのは「甘える」のではなく「頼る」のであって、甘えるというのは時に人に“負”の印象を与えることがある。ただ、この「甘える」というのも、気心知れた間柄で、それがあからさまであり「可愛げがある」時には、それほど“負”の印象を与えることはないが、それも回数を重ねる事は良しとしない場合が多い。

私も経験があるが、本当に困っている人がいて私を「頼って」くるときには、「何とかしてその気持に応えてあげよう」という気持ちが働くが、ゴロゴロと喉を鳴らして甘えてくる人には「それはあなたの利害に関係することだよね?」と、ついつい問いただしたくなる。

「甘える」の説明にもあるが「わがままに振る舞う」という事が「甘える」という言葉に、良い印象を与えない原因なのかもしれない。しかも「慣れ親しんで」である。

両者の間に互いが「慣れ親しんだ」間柄だと言う認識があれば、まだ「甘え」は許されるのかもしれない。しかし、一方が「慣れ親しんだ」と認識していたとしてももう一方がそうでなければ、「わがままに振る舞う」事が「甘え」であり、不愉快極まりない、ということになりかねない、ということである。しかもそのような認識は、当人同士がどう認識しているかが深く関係している。

と言うことは、その行為が「甘え」なのか「頼って」いることなのかを判断できるのは、当の本人たちしかいないわけで、そとから見ている第三者が「お前はあいつに甘えている」と断言できるはずはないのである。

余計なお世話である。


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